借金とは

借金について。相談先の紹介。

借金とは金銭を借りること、または借りた金銭のことを言います。消費者の借金の代表的なものは、住宅ローンと小口のフリー・ローン(使途自由)などがあります。

住宅ローンの貸し手は、住宅金融公庫および銀行などで、多額で長期の返済期間を要するため、購入不動産が担保となります。小口のフリー・ローンの貸し手は、銀行などの一般金融機関とサラリーマン金融業者(キャシングやサラ金)で、担保物件や保証人は不要という場合が多いです。

消費者金融業者が異常な高利を設定し、過剰融資や、貸付金の強引な取り立てを行う例が激増し、様々な弊害を発生させ、非常に大きな社会問題を引き起こしています。現在は借り主1人当りへの貸付限度額は50万円、もしくは借り主の年収額の10%以内に制限されましたが、依然としてかなりの数の消費者金融業者が、他の業者から借金をしている借り主に、さらに重ねて融資するという、過剰融資は未だにあります。

また、カード会社が、キャッシングカードの安易な発行を行うため、無謀な利用を引き起こす原因となり、過重となった借金やカード債務からの返済不能者は増え続けているのが現状です。任意整理手続など自己破産以外の選択肢も浸透し、2008年には13万件弱と申請件数に関しては減少傾向にありますが、借金弊害は多くの人々の間に広がっています。

借金は月々の合計返済額が、返済のないときの月々の貯蓄可能額の範囲内にとどまるよう、慎重に行うことが大切です。自分の物欲を満たすためなどの借金は、基本的に良くない借金になってしまう場合が多く、借金は負債となってしまいます。ノンバンク(消費者金融)の借金だけでなく、マイホーム購入のための銀行の住宅ローンや、自動車購入のための自動車ローンなど、借金には、必ず金利がかかります。借金は、計画的に借り入れすれば自宅の購入や、仕事の飛躍などにつながり、良い面もありますが、返済ができなくなると生活や仕事に多大な影響が出てしまう両刃(もろは)の剣的性格を持っているのだということを改めて心に留めておきましょう。